台東区の保活(認可保育園)攻略法

2月、そろそろ新年度の認可保育園の入所確定の時期ですね。吉報が届いた皆様は歓喜でしょうし、そうでなかった家庭は今後どうしよう?という感じでしょうか。
自治体によって状況は様々だと思いますが、多くの自治体では数年前と比較すれば認可保育園の数も増加し、入りやすくなったとは聞きます。
ただ、希望する保育園に入れているか?というとそんなことはなく、やむを得ず徒歩20分の保育園に行っているという人も筆者の周りに多くいます。
保育園は転園することは容易ではなく、数年間徒歩20分の保育園の送迎が毎日必要と思うとやってられない気持ちになりますよね。

このブログでは認可保育園に入るためのスケジュールをおさらいするとともに、希望する保育園に入るにはどうしたらいいのか?という点を確認してみたいと思います。
なお、認可保育園の入園スケジュール等は自治体によってさまざまなので、自分に当てはめる際にはお住いの自治体のウェブサイト等で確認することが必要です。
今回は筆者が住む東京都台東区の例を挙げて説明します。なお、東京23区であれば大まかなルールやスケジュールは似通っていると思います。

認可保育園の応募スケジュール

認可保育園は小学校などと同じく毎年4月に一斉入園を行います。
台東区の2021年4月入園で言うと、2020年10月19日~2020年12月22日までが受付期間となっています。
保育園って希望すればいつでも入れるんじゃないのか?って思っている方がいるのですが、そんな甘い考えは改める必要があります。
もちろん、保育園に空きがあればいつでも入れます。ただ、十中八九空いてないと思ってください。
「車を持っているご家庭など、徒歩圏内じゃなくてもOKなので入れるところ」程度のゆるーい希望であれば大丈夫だと思いますが、自宅から徒歩圏内で入れるところはまず空いてないと思った方が無難で、空いてれば非常にラッキーぐらいの認識でいた方がよいと思います。

そして、恐ろしいことに、ほとんど保育園は4月の一斉入園で空きが埋まってしまうため、そのタイミングを逃すと翌年の4月まで入園できないなんてことはざらです。
したがって、復職等で保育園に預けることを予定しているご家庭は、出産前から認可保育園の応募スケジュールを把握しておくべきです。

筆者の周りでも出産後ドタバタしてたら入園受付のスケジュールに遅れ、調べ始めたころにはすでに募集が終わったため、翌年への繰り越しor認証保育所探しに切り替えたって人たちはたくさんいます。

2021年4月入園に関する申請状況は台東区のこちらのリンクをご確認ください。
こちら第1希望の方のみの記載であり、実際には第2希望以下の票も入るので、いかに状況が厳しいかをお判りいただけると思います。

認可保育園の入所基準

入るのが大変な認可保育園ですが、応募すれば必ず入れるという甘いものではもちろんありません。
どこの自治体もおおむね入所基準というポイント制になっていて、ポイントが高い家庭ほど入りやすいというものになります。
ちなみにポイントが高い≒保育が必要な家庭というイメージです。

台東区の2021年4月入園の入所基準のリンクはこちらです。

両親の勤務等の状況に応じて決まる”基本指数”に、現在の保育の状況や世帯の状況を考慮する”調整指数”を加算することによってポイントを計算します。
詳細は上記リンクを見ていただきたいのですが、それぞれおおむね以下の要素に該当するとポイントが高くなります。

基本指数

週5勤務&8時間以上の就労、保護者の疾病・傷害、要介護の高齢者を在宅介護などです。
勤務時間が上記より短い就労であってもポイントはありますが、ポイントが相対的に低くなるため状況は厳しくなります。求職活動中も同様です。

調整指数

調整指数は「子供の保育の状況」と「世帯の状況」の2つに分かれています。
「子供の保育状況」は、認証・認可外保育所、ベビーシッター等を利用している場合にポイントが一番高くなります。
他方で、他の認可保育園や幼稚園に入っている場合や、復職予定ではあるものの、現在は自宅で保育できている場合は相対的にポイントの加算は少なくなります。

「世帯の状況」には様々な要素がありますが、ひとり親世帯、未就学児や兄弟が同じ保育園にいる場合の転園、祖父母がいるものの遠方などの理由で保育をできないなどの事情で加算されます。
また、保育料を滞納したり、保育所の内定を断った場合はマイナスのポイントとなります。

これら基本指数と調整指数を計算し、ポイントがより高い家庭が希望する保育園に入れることになります。

なお、ポイントの計算方法が分からないときは区役所の担当窓口に聞けば教えてもらえます。

認可保育園のボーダーライン

では、実際問題どれくらいポイントがあればよいのでしょうか?
台東区では過去3年間の各保育園ごとのポイントボーダーラインを公開しています(リンクはこちら)。
※2021年4月入園のボーダーラインは2021年2月時点では未公開です。2021年はコロナの影響もあり、噂では育休を積極的にとる家庭が例年より多いとのことなので、ボーダーラインが下がっている可能性はあります。

どれくらいあればよいか?というのは保育園や年齢によってまちまちですが、おおむね40点台後半の戦いになっている保育園が多い傾向にある点が見て取れます。
3歳児などは50点ないと厳しい状況です。
想像してみるとわかると思いますが、いったん保育所に入ってしまうと引っ越しや保育園があわない等の特殊な事情がない限り辞めることはなく、全員1歳ずつ上のクラスにスライドしていきます。
また両親も子供の年齢が上がるにつれて復職するケースは多いと思いますが、年齢が上がったので育休取得して、自宅で保育するケースは皆無だと思います。
各保育園とも下の年齢の子供が上のクラスにスライドする枠がまずあって、それでも枠が余る場合に初めて新規募集を行うため、年齢が上がるにつれて入園することが困難になってきます。
特に東京都は3歳以上は保育料が無料になるためなおさらです。

上記で3歳児は50点ないと厳しいとコメントしたものの、ご自身に当てはめて計算していただくとわかると思いますが、50点超えるとのは本当に難しいです。というか一般的な家庭は無理です。

認可保育園の指数(ポイント)の攻略法

上記の通り、ポイントの目標は希望する保育園によって異なりますが、おおむね40点台後半から50点です。
そう考えた場合、基本指数では両親ともに「週5日以上の勤務かつ月20日以上&1日8時間以上の就労を常態」で20点x2人=40点*を獲得したいところです。
もちろんどう頑張っても無理なご家庭もあると思いますが、書類を申請する直前だけでもこの要件を満たすなどの努力はしてみるべきです。
*保護者が一人の場合は、一人のポイント+20点になります。

調整指数は、「子供の保育の状況」と「世帯の状況」別に見ていきます。

子供の保育の状況

「認証、認可外ベビーシッターなどの認可保育所以外の施設に委託」の8点を取りに行きたいところです。
いやいや、今から預けられないし、、、って人もいると思いますが、その時は書類申請前にベビーシッターを利用するなどの対応を検討してみてはいかがでしょうか?
仮にいまベビーシッターが不要だったとしても、ポイント獲得のために一時的に利用する価値はあると思っています。
また、どこでもいいので空いている認証保育所に一瞬だけ入れるのもありだと思います。
たかだかポイントのためにそこまでするか?って考えるかもしれませんが、筆者は一時的に1カ月のみ認可外保育所に入れました。

ひと月だけでも認可外保育所に入れるとなると、その保育所のお作法を把握したり、持ち物だったりの準備があるので、正直手間です。
ただ、自分が希望する認可保育園は入れないことに比べると許容範囲と思います。
だって考えてみてください。保育園の送り迎えは基本的に週5毎日です。それが0歳児からだと5,6年続くんですよ?
徒歩5分の所に入れるか、徒歩10, 15分の所に入れるかは、筆者にとっては天と地ほどの差がありました。

この後見ていきますが、「世帯の状況」はどうしようもない点が多いので、何とかできる「子供の保育の状況」で1点でも多くポイントを稼ぐ必要があります。

世帯の状況

先ほど言った通り、ここは兄弟の状況だったりしますので、どうしようもない項目が多くボーナスポイントと言わざるを得ません。
あえて留意点を言うと、該当する項目がないかどうかをきちんと確認することくらいだと思います。
たかだか1点ではありますが、「祖父母が遠方」というのは該当する方もそこそこいると思うので、抜け漏れがないようにしてください。

ここまで見てきてわかる通り、①両親共働きで2人とも週5、8時間以上労働②認可保育園以外で保育という厳しい状況をクリアすると48点でようやく勝負できます。
48点まではポイント加算してくる家庭は多いと思いますので、ここまででポイントを落とす場合、人気の保育園に入ることは極めて困難だと言わざるを得ないです。
それくらい状況としては厳しいです。

あとは「世帯の状況」でどこまでボーナスポイントを加算できるかの勝負になってくると思います。

希望する認可保育園に入れなかったら

ここまで見てきた通り、希望する認可保育園に入るのは非常に厳しい保活を乗り越える必要があり、希望通りにいかない家庭の方が多いと思います。
そうなってももちろん復職等をあきらめる必要はなく、認証保育所、認可外保育所、企業手動型保育園などいろんな選択肢を探ることになります。

そしてこれらの入園は、園によって異なるため一概には言えないですが、基本的に早い者勝ちとなっており、早めの行動が重要になってきます。
認可保育園以外であっても決して認可保育園に劣るものではないので、あまり落ち込まず、これらの選択肢についても十分検討していってください。