2年ほど前ですが、引っ越しにあたって、ボーコンセプト(Bo Concept)のOSAKAというソファを購入した際のあれこれを記事を書きました。
ソファの購入はおそらくは10年に一回あるかないかのイベントだと思いますので、どうしても購入に慎重になってしまいますよね。
そのわりに購入後しばらくたたないと本当の価値や、購入が失敗だったか正解だったかというのはわからないと思いますので、当ブログが皆さんの参考になればと思います。
質問等もあれば回答できる限り返信させていただきますので、お問い合わせください。
なお、筆者はボーコンセプトの関係者ではなく、ボーコンセプトに忖度した記事は書いていません。
ただ、自分の判断が間違いではなかったことを認めたくはないので、多少のバイアスはかかっている可能性はあります笑
ソファ選定のポイント
我々は引っ越しを契機としてソファーを探し出すことにしました。
元々持っていたソファは一人掛けでしたので、二人でゆっくり座れるソファが欲しいねというところから、ソファ探しの旅が始まりました。
必ずソファを買うという中で、何を買うかが問題でした。
我々の条件は主として以下でした。
- 大人二人がゆとりをもって座れる→大きめの2人掛けor 2.5人掛け
- 天然レザー(アレルギーが気になる妻の要望でファブリックは却下され、どうせレザーにするなら、天然レザーにしようとなりました)
- オットマンのセットがある(私の要望)
- 30万以内
特にブランド、買うお店にこだわりはなかったため、様々なお店を回りました。
例えば以下のあたりです。
ニトリ、無印、大塚家具、イケア、ボーコンセプト、アクタス、各百貨店…etc
本当は、ミノッティとか、カッシーナとかも回りたかったのですが、明らかに冷やかしで行くのは気が引けるため、遠慮しました。
行く店行く店で様々なソファーに座りまくり、店員さんからもいろいろな話を聞きました。
大塚家具の担当者の方が一番熱心に説明してくれ、その方がおっしゃっていたことが一番腹落ちしたのですが、以下の通りでした。
- 見た目ももちろん大事だけど、ソファーは見るものじゃなくて、座るものなので座り心地が一番大事
- 少なくとも3分くらいは座ってみる。
- ソファの奥に座った時でも膝関節を曲げられて、足がつくことが大事。足がずっと浮いたままだとしんどい
特に3つ目の足がつくことは私もまったく意識してなかったのですが、まさにその通りだと思います。
残念ながら我々日本人は足が短いので、欧米人向けの大きなソファの場合、ソファの奥に腰かけたときに膝関節が曲がらないことも多く、そうなるとソファの奥に座れないためストレスになります。
お店で数分座るだけだと特に何も感じないかもしれないですが、実際使うことを考えると、背もたれにもたれかかるくらい奥に座っても心地よいか?というは重点ポイントだと思います。
膝関節を曲げられても、ソファの高さが高すぎる場合は、足が床に届かないこともありますので、あまり高すぎないものは選ばない方がいいと思います。
とはいえ、ソファが低すぎてもそれはそれで足に負担がかかってよくないので、自分の足の長さにあうソファを探し出すしかありません。
ソファを探している方はこの辺りを意識してみるとよいかもしれません。
ちなみに、私は身長170cm弱ですので、同サイズの方はご参考にしてください。
ボーコンセプトのソファとの出会い
ボーコンセプトというお店は知っていて、過去何度かふらっと入ったことはありますが、何も買ったことはありませんでした。
なんとなく北欧系の家具でイケアよりは高い感じという程度の印象しかありませんでした。
新宿のボーコンセプトのお店に行って展示されているソファをいくつか試しました。
そして、OSAKAと書かれたソファに座ったところ、座った瞬間「あっこれだ!」と思いました。
うまく説明はできないのですが、座ってて全身のどこにも全くストレスがかかっておらず、心地よい座り心地でした。
ボーコンセプトに着くまでに、ニトリ、無印、大塚家具を回っており、既に数十個のソファに座っていたのですが、座った感触が今までのソファの中で一番しっくりきました。
ちなみにしっくり来たのは私だけで、妻はしっくり来てなかったようです笑
で、肝心のお値段を見ると、ちょうどモデルチェンジのタイミングらしく、(うろ覚えですが)20%引きとのことで、ちょうどいいタイミングでした。
店員さんに話を聞くと、店舗に在庫がないものでも20%引き、シートはレザー、ファブリックともどちらも準備していて、ウェブサイトでも確認できるし、店舗までくれば実物を見ることができると教えていもらいました。
サイズ的にも横幅は170cmで大人二人が座っても十分な広さでした(*)
*現在はモデルチェンジを行っているため、同じOSAKAの2人掛けでもサイズが違う可能性があります。
その日はまだ、アクタスや伊勢丹等にも行く予定だったため、尻の感触を覚えたまま、ソファ探しの旅に戻りました。
この日以外にもいくつか店舗を回りましたが、OSAKA以上のソファの感触には出会えず、私の中では子のソファを買う心が決まりました。

ソファの決定
家に帰った後、OSAKAソファについてウェブサイトでも確認しました。
妻の要望もありレザーにする方針ではありましたが、そもそもレザーだけでも数種類あり、そこから色をどれにするかまで考えると数十種類の選択肢がありました。
なかなか素人二人では決めきれないことも有り、とりあえず最高級のレザーを選ばない限りは予算的には大丈夫そうということを確認して、詳細はお店で相談することにしました。
2人掛けにするか、2.5人掛けにするかは、部屋の間取りの関係もあり、2人掛けにしましたが、大人二人がゆっくり座るのであれば、2人掛けで十分です。
ソファに転がるというシチュエーションを想定するのであれば、2人掛けだと狭いです。
ボーコンセプトでは、ウェブサイト等でソファのオプション等を確認できるため、自分の気に入ったモデルがなんとなく決まったら、自分でどれくらいの値段かをシミュレーションしてみるとよいかもしれません。

この写真の通り、2人掛けでぎりぎり部屋の壁に収まる形でした。
店舗での確認
ほぼほぼボーコンセプトのソファで決まったところで、再度店舗に行きました。
店員さんにソファの色、レザーの種類を何にするかということを相談しました。
部屋の間取りやフローリングのカラーなど、部屋の間取りを再現したソフトウェアを用いて色合いなどのシミュレーションをさせていただきました。
店舗にはレザーの実物が置いてあるため、手触り等を確かめつつでしたが、ぶっちゃけよくわからないです。
レザーの実物は布団位の十分な大きさが置いてありましたが、出来上がりはイメージできないです。
シャツやスーツのオーダーをしたこともあるのですが、生地から最終製品を想像するのは素人には無理です。
レザーの選択に際して、我々が店員さんに出したオーダーは①キズが付きにくく②手入れがしやすいという、多くの日本人が言いそうなオーダーです笑
このオーダーに対して店員さんがおススメしてくれたのは、SALTOというレザーでした。
ボーコンセプトのウェブサイトによれば、SALTOについて以下の説明がされています。
SALTO は、南アメリカ産の牝牛革を使ったガラス張革です。牝牛革は豊かな厚みと手触りがあり、柔らかいレザー素材に仕上がります。革のもつ天然の質感を25%残して銀磨りし、ガラス張加工を施しています。高級感と人を引きつける魅力のある素朴な外観、素晴らしい座り心地のこの素材は、柔らかい広い面への使用に適しています。統一感のあるスタイルとお手入れのしやすさをご希望のお客様におすすめです。お子様やペットのいるご家庭に最適です。
なにぶん2年前の話なので、あまり正確におぼえてないですが、ソファに関してはこのSALTOをお勧めしていると言っていた気がします。
同じレザーでもソファ用なのか、椅子用なのか用途によって、おススメするものは変わると言っていたと思います。
現在のレザーの感じは写真の通りです。わかりにくいかもしれませんが、色はこげ茶色です。

配送
レザーのオーダー等をしたこともあり、中国で生産後の配送となる旨の説明を受けました。
たしか、オーダーから1.5~2カ月後に到着したと思います。
もちろん早く配送してくれた方が良かったですが、この辺りは致し方ない点かと。
気になる方は事前に確認をしたほうが良いと思います。
購入後の感想
座った感じはやはり、OSAKAに始めて座った時と同じ、私にぴったりのソファで、オットマンもいい感じです。
オットマンに足を投げ出してのんびり本を読んだり、ゴロゴロしたりするのが至福の楽しみです。
おそらくソファ購入でみなさんが気にするのはウレタン部分のヘタレ具合だと思います。
店員さん曰く、使用状況にもよるが10年くらいという話だったと思います。
ヘタレ具体に関して言うとその通りで、結局使用状況によって大きく差異が出るものなので、あまり参考にならないとは思います。
私は平日の昼間はほとんど座ることはないすし、休日も一日中ソファの上ということもありませんので、どちらかというと使用頻度は少ない状況です。
執筆時点で概ね2年ほどたっていますが、特に反発力がなくなったり、変形して座り心地が悪くなるということはありません。
へたれレビュー情報は半年に一度くらい更新しようと思います。
後述の通り、レザーであり、アフターケアは面倒ですが、半年に一度ですし、経年変化を楽しめるのは個人的には気に入っています。
アフターケア
レザーですので、半年に1度くらいはクリームを塗ってほしい旨の説明を受けていたため、その通りアフターケアをしています。
靴磨きと同じ要領なので、いかんせん靴と比べるとサイズが大きいため、作業するのは大変です。
レザークリームはソファと合わせてボーコンセプトで買いました。
確か、5,000円くらいでした。
高いといえば高いですが、容量も大きいので、サイズを考慮すれば靴用クリームと同程度だと思います。
きっちりアフターケアもしているため、年々いい意味で変化しているように思います。

まとめ
当たり前ですが、ソファ購入のキモはお店を回ってとにかく座ってみることだと思います。
デザイン的な好き嫌いもあるかと思いますが、やっぱり座り心地が良くてナンボです。
当ブログが皆様のソファ選びの参考になれば幸いです。